遮光めがねのJIS規格
遮光めがねの種類、形式、記号(JIS T8141抜粋)
種類 | 形式 | 記号 | |
---|---|---|---|
スペクタクル形 | サイドシールドなし | 二眼めがね形 | A-1 |
単式上下自在形 | A-1-SJ | ||
複式上下自在形 | A-1-WJ | ||
一眼めがね形 | A-2 | ||
サイドシールドあり | 二眼めがね形 | B-1 | |
単式上下自在形 | B-1-SJ | ||
複式上下自在形 | B-1-WJ | ||
一眼めがね形 | B-2 | ||
フロント形 | 固定形二眼形 | C-1 | |
固定形一眼形 | C-2 | ||
安全帽取付固定形二眼形 | C-1-FH | ||
安全帽取付固定形一眼形 | C-2-FH | ||
上下自在形二眼形 | C-1-J | ||
上下自在形一眼形 | C-2-J | ||
安全帽取付上下自在形二眼形 | C-1-JH | ||
安全帽取付上下自在形一眼形 | C-2-JH | ||
ゴグル形 | 一眼形 | D-2 | |
安全帽取付一眼形(ヘッドバンド) | D-2-H | ||
二眼形 | D-1 | ||
安全帽取付二眼(ヘッドバンド) | D-1-H |
[参考図]遮光めがねの種類、形式(図は一例)
JIS T8141遮光保護具の規格について
まぶしさを感じる強い可視光線や、有害な紫外・赤外線などから目を守るためにも、日本工業規格(JIS)では種々の要求事項が定められており、これをクリアしたものを使用するよう労働省からの通達も出ています。対象となるJIS規格は下記のものです。
T-8141「遮光保護具」「参考」労働省通達基発第773号(S56年12月6日)
次に掲げる表は、上記JIS規格にある各々の基準ですが、これらの遮光能力基準の他に安全めがねと同様に耐久性、耐衝撃性などのレンズ、めがねに関する事項が定められています。
フィルターレンズおよびプレートの遮光能力値
▲画像をクリックすると PDFが開きます。
※備考
遮光度番号の大きいフィルタ(おおむね10以上)を使用する作業においては、必要な遮光度番号より小さい番号のものを2枚組み合わせて、それに相当させて使用するのが好ましい。1枚のフィルタを2枚にする場合の換算は、次の式による。
N=(n1+n2)-1ここにN:1枚の場合の遮光度番号n1n2:2枚の各々の遮光番号
例:10の遮光度番号のものを2枚にする場合10=(8+3)-1,10=(7+4)-1など
遮光保護具の使用基準
▲画像をクリックすると PDFが開きます。
注:1)1時間当たりのアセチレン使用量(L)
2)1時間あたりの酸素の使用量(L)
3)ガス溶接およびろう付けの際にフラックスを使用する場合ナトリウム589nmの強い光が放射される。
この波長を選択的に吸収するフィルタ(dと名付ける)を組み合わせて使用する。
例)4dとは遮光度番号4にdフィルタを重ねたもの。
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